KDDI「talby.jp」
talbyはKDDI Design Project の第三弾でマークニューソンによって
デザインされた携帯電話です。
ストレート方で13mmのうすさが発売当時は注目を浴びました。
私はそのホームページ「talby.jp」を2005年にイメージソースにいたころに手掛けました。
このホームページは三つのコンテンツからなりたっています。一つ目は「living」
これはユーザーにtalbyの薄くて平坦なプロダクトデザインを感じてもらうために3D空間で
アバターを使ってtalbyをいじくりまわすというコンテンツです。
talbyの大きさを変えることができるので、ちいさくしてアバターの指の上で回させてみたり、
最大の大きさにしてアバターにtalbyの上を歩かせてみたりもできます。
しかもほかのユーザーと一対一でペアになるマルチユーザー空間になっていて、
相手のアバターに挨拶させたり、ボールを投げたりといったアクションをさせることで
コミュニケーションをとることもできます。
この時のコミュニケーションはリアルタイムであり、
媒体はアクション、ボディランゲージ、頻度は多く、一回当たりの量は少ない。
二つ目は「taking」
これは「人工無能」というプログラムを使って、ユーザーがtalbyとチャットをするコンテンツです。
このコンテンツはユーザー同市ではなく、プログラムの人格であるtalbyとユーザーとの
チャットではある野ですが、リアルタイムで頻度は多く、量が少ないコミュニケーションです。
3っつ目は、「playing」
talbyをドミノに見立てて雪の結晶やハートの形になるようにユーザーがドミノを並べるという
コンテンツ。このコンテンツでもほかのユーザーと空間を共有していますから、うまく操作しなければ
他人が建てたドミノを倒してしまったりもします。倒してしまった人にお詫びのメッセージも送れたりします。
もちろん自分の建てたtalbyが倒されてしま鵜こともあるわけで、そうした部分も含めてのコミュニケーションの場。
これはリアルタイムではなく、ドミノというゲームが媒体であり、頻度は少なく、量が多いコミュニケーションです。