メッセージのやり取りを行うことができる場

大勢の人たちに一度に話しかけるよりも

一対一で話し合ったほうが話に説得力が出やすいのと同じで、

コミュニケーションについてもある程度相手を絞って

メッセージを伝えたほうがいい場合もあります。

そういう時にはデザインの段階でコミュニケーションの場に

ユーザーが参加するためのハードルについて

調整を図ることもあります。

一般的な商品広告の場合などは、コミュニケーションの対象を

ある一部のターゲット層ではなく、

不特定の広範囲ととらえることが多いため、参加のためのハードルは、

ある程度低く設定することが多いようです

でも商品によってはある特定のターゲット層にだけメッセージが伝わればいいとされるものもあります。

あるいは、会員制クラブのように、わかる人にだけ参加してもらいたいということもあります。

こういう場合はハードルをあえて上げるのも一つの方法です。

例えば高級車のキャンペーンサイトの中のカタログ請求フォームを作るとしましょう。

もし特定のターゲット層だけではなく、広範囲のユーザーから

カタログ請求を受け付けたいと考える場合は、応募者に対して

抽選によるプレゼントの当選などのインセンティブを設けたりフォームの項目を名前、住所などの

最低限のものにすればいいでしょう。でも広く募れば確かに請求数が増えるかもしれませんが、

中にはプレゼントを目当てにしただけのユーザーもいるわけですから、その分だけ

カタログの発送コストを含めてロスが生じる可能性も高くなります。

それを避けるためにカタログの請求者を勾配の可能性が高いユーザ層に絞りたいという場合は

プレゼントなど用意せずに入力フォーム項目を増やして最低限の情報に加えて年収や

いま載っている車など多くの情報を入力してもらうことにします。

そうすればカタログの請求者をその車に対して高い興味を持っている人だけに絞ることができます。

このようにコミュニケーションをより効果的に成立させるためにも目的に応じて

「参加のためのハードル」を調整するわけです。

とはいえ、通常の広告キャンペーンでは「参加するためのハードル」は

できるだけ低くなるようにデザインしたいというケースがほとんどです。

そういった場合、コミュニケーションの場への参加の障壁となっている

ハードルをできるだけ下げる用意調整します。

ハードルになりがちな代表的なポイントは二つあります。

一つはユーザー登録の場面、もう一つはメッセージとなる媒体そのものを

ユーザーが発するためのコストです。

・ユーザー登録の場面

ホームページ上でユーザー同士がメッセージのやり取りを行うことができる場に入るときに

ユーザーを個別に認識するための仕掛けを用意しなくてはいけないことがあります。

こういうと大げさなことのようですが、単純にアバターに名前を付けるといったこともその一つです。

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